屈折率の異なる物質が接触している境界面に光を入射させると一部の光が反射されます。
この反射をフレネル反射といい、反射の大きさは屈折率の差と入射角に依存します。
光デバイスで問題になるフレネル反射は殆ど垂直入射の場合で、以下の式で計算されます。
空気中から屈折率1.45のガラスに入射するときのフレネル反射を上式で計算すると以下のように、2つの境界面で3.4%と3.2%合計6.6%もの光が反射されます。
反射光は光デバイスに悪影響を与えることが多いので多くの場合端面を無反射コート(ARコート)して使用します。
また、光ファイバ端面からの反射防止は、端面を斜めに研磨してファイバ外へ反射光を放射させます。