高速光通信用の外部光変調器として用いられるLiNbO3変調器は材料に起因するDCドリフトのため、動作点(変調の中心)がドリフトし、出力波形が当初の状態から変化していきます。これを抑圧して安定に動作させるための制御回路がバイアス制御ボードです。原理は、低周波、低振幅のディザ信号を直流バイアス電圧とともに変調器のバイアス電極に印加し、変調器の出力光を制御器に搭載したPD(フォトダイオード)でモニタし、ドリフトを相殺する電圧を変調器の直流電極にフィードバックします。ファイバーラボは光強度変調器のやIQ変調器の動作点を一定に保つためのコンパクトな制御ボードを提供します。これらはすべてデジタル信号処理に基づき様々な動作環境において安定した動作性能を実現します。
製品名・型番 | 概要 | |
強度変調器用バイアス制御器
BCB-4 |
光強度変調器の動作点を一定に保つためのコンパクトな制御ボードです。OEM用のコンパクトなデザインで、Q+, Q-, Min., Max., マニュアルの5モードで長期間安定に制御可能です。 | |
DP-IQ変調器用バイアス制御器 | 偏波多重IQ変調器の動作点を一定に保つためのコンパクトな制御ボードです。OEM用のコンパクトなデザインで、種々の変調方式(QPSK、QAM、SSB、OFDM)に適用可能です。 |