傾斜型FBG(GTL-FBG-TL-860)は、グレーティングの波数ベクトルとファイバ軸との間に角度をもたせたFBGです。そのため、クラッディングモードの共鳴ピークは通常のグレーティングと比較してより強くなります。傾斜型FBG(TFBG : Tilted FBG)のクラッディングモードの共振波長は、ファイバクラッディングの外側の媒体の屈折率に非常に敏感です。その特性を利用して、TFBGは検知用途に有用です。傾斜角は1°~45°の範囲で設定可能です。

ファイバブラッググレーティング(FBG)は、光通信、レーザ技術および検知システムにおいて多くの用途があります。 FBGは、ファイバ内ミラーまたは狭帯域光スペクトルを有する光フィルタのように広く使用されたり、歪みや温度を測定するための敏感な要素として使用することができます。

FBG製品一覧

■透過スペクトル(傾斜角3°、長さ10mm)

■仕様

 型番 GTL-FBG-TL-860
 波長範囲(nm) 600~2300 (±0.1~±1 カスタム可能)
 ファイバタイプ SMF, PMF, DCF, LMA またはカスタム
 短納期可能波長(nm) 633, 650, 852, 976, 1030, 1060, 1064, 1063~1078, 1080, 1125, 1150, 1510~1580, 1551, 1650, 1874~1878, 1900, 1908, 1952, 2300 (±0.1~±1 カスタム可能)
 傾斜角(°) 1~45 (カスタム可能)
 反射率(%) 5~99.9 (2~5 カスタム可能)
 FWHM(nm) 0.1~0.8 (カスタム可能)
 FBG長(mm) 1~20 (カスタム可能)
 SLSR(dB) > 8 (カスタム可能)
 ピグテール長(m) ≧ 0.5 またはカスタム
 リコート なし、アクリレート、ポリイミド、アルミ、銅、またはカスタム
 プルーフテスト(kpsi) > 100
 コネクタ
(→光コネクタとは)
ベアファイバ, FC/APC, LC/APC またはカスタム
 メーカ FORC Photonics