長周期ファイバグレーティング(GTL-LPFG-810)は、周期屈折率の変化がFBGの0.5ミクロンではなく100ミクロンのオーダーであることからそう呼ばれています。長周期ファイバグレーティング(LPFG:Long Period Fiber Greting)は、シングルモードファイバのファイバコアに沿って伝搬している光をクラッドモードに結合します。LPFGは伝送時に動作し、反射信号はありません。LPFGは、様々なクラッディングモード相互作用に対応するために、光スペクトルにおける強度の違う様々なピックを有しております。
LPFGは光学フィルタとして広く利用されています。反射に敏感なシステムには不可欠です。複屈折ファイバに書かれたLPFGも偏光依存吸収スペクトルフィルタとして使用することができます。LPFGは、周囲の媒体の温度変化、歪み及び屈折率の変化に非常に敏感です。それらの熱感度は、ファイバの種類とクラッドモード相互作用の次数に依存します。一対の50%LPFGを使用してファイバマッハツェンダ干渉計を作成することが可能で、その透過スペクトルを下記に紹介しています。
■透過スペクトル(ファイバマッハツェンダ干渉計)
■仕様
型番 | GTL-LPFG-810 |
波長範囲(nm) | 1000~1700 (±0.2~±1 カスタム可能) |
ファイバタイプ | SMF, PMF またはカスタム |
LPG長(mm) | < 50 (カスタム可能) |
周期(µm) | 200~500 またはカスタム |
ピーク強度(dB/%) | 10~99 ± 5 |
FWHM(nm) | ≧ 10 ± 2 |
無損失波長範囲 | カスタム |
ピグテール長(m) | ≧ 0.5 またはカスタム |
リコート | アクリレート、ポリイミド、アルミ、銅 またはカスタム |
プルーフテスト(kpsi) | > 100 |
コネクタ (→光コネクタとは) |
ベアファイバ, FC/APC, LC/APC またはカスタム |
メーカ | FORC Photonics |