低ノイズチューナブル半導体レーザは、通信用途で実績のある量産チューナブルレーザをセンシングや試験、計測など高SNR(Sigunal-to-Noise-Ratio)を必要とする用途向けに低ノイズ化したレーザです。非常に狭い線幅(~10 kHz)、大幅に低減された低周波AMおよびFMノイズ、およびこの低ノイズ設定での広いチューニング範囲を有しています。CバンドまたはLバンドのいずれかの任意の周波数設定値を選択でき、出力は標準13.5dBm、オプションで17dBmまでご利用いただけます。
PPCL600は、従来のPPCL100、PPCL200、PPCL300の後継モデルになります。
型番 | PPCL600 |
チューニング範囲 | C-band: 1527.605 nm ~ 1565.496 nm (191.50 THz ~ 196.25 THz) L-band: 1570.005 nm ~ 1608.760 nm (186.35 THz ~ 190.95 THz) |
出力 | 13.5 dBm(標準) max. 17dBm(オプション) |
光コネクタ | FC/APC(標準) オプションで他のコネクタもご使用いただけます |
出力ファイバ | 250 μm or 400 μm PANDAベアファイバ |
メーカ | Pure Photonics |
■動作原理
光共振器は、ゲインチップと高反射エンドミラーを備えた外部共振器で構成されます。キャビティ内には、2つのシリコンエタロンフィルターがわずかに異なるFSRで配置されています。透過光は、バーニア効果により、支配的なレーザーピークが選択されます。波長はフィルターの温度を変えることで独立して調整でき、出力はゲインチップの注入電流を変えることで独立して調整できます。