MIOC-1550-SBは、回転数センサや慣性運航装置用光ファイバジャイロのキー部品となる光チップサブマウントです。このチップにはポラライザー、Yカップラ、2コの光位相変調器が集積されています。ベースのLiNbO3導波路はHTPE(High Temperature Proton Exchange)法で作られています。MIOC-1550-SBの特徴は60 dBを超える高い偏光消光比で、偏光クロストークにより起こるバイアスドリフトを最小化しています。また、広い温度範囲で信頼性の高い動作が可能です。

■ 特徴

・1550±20 nm動作
・偏波保持(PM)入出力ポート
・3.5 dBの低挿入損失
・60 dB以上の偏光消光比
・4 Vの低駆動電圧
・-20 dB以下の偏光クロストーク

■ 用途

・光ファイバジャイロ (FOG)
・光ファイバ電流センサ (FOCS)
・ハイドロフォンなど
・研究開発

■ 機能ブロック図

仕様 (データシートPDF

LN変調器の原理
 型番 MIOC-1550-SB
 光仕様
 動作波長 1550±20 nm
 ピグテイル挿入損失 ≦3.5 dB (3 dBも可)
 分岐比 50±5 %
 半波長位相変調電圧, Vπ 4 V
 偏光消光比, チップ ≧60 dB
 PMピグテイル クロストーク ≦-20 dB
 強度変調 ≦0 %
 電極タイプ プッシュープル
 ピグテイルコンパチビリティ 80μm クラッド
 動作温度 -45℃ ~ +70℃
 機械的仕様
 サイズ 175 mm x 7 mm x 26 mm
 電極 金プレート
 基板材 LiNbO3
 結晶方位 X-cut, Y-propagation
 導波路製法 プロトン交換
 メーカ
Optilab