TeraXion社のCS-TDCMX-SMは光通信ネットワークにおいて全チャネルの波長分散を正確かつ同時にダイナミック制御します。広い帯域幅と広い分散チューニング範囲が特徴で、50 及び100 GHz チャネルグリッドで80kmまで補償可能です。また、データセンターでのインターコネクション、100 Gb/s ダイレクトデテクション、DWDM  agile ネットワークでのインライン分散補償、或いは端末での微細分散トリミングなどに有効に利用できます。CS-TDCMX-SMは、コンパクトなパッケージ内にサーキュレータ及び全ての電気回路を備えることで、システムフレキシビリティの増大、より速い動作速度、設計改良マージン等に対応しています。

 

■ 特徴

・C-band 全域をカバー
・PAM-4 & DMT サポート
・50 & 100 Ghz チャネルグリッドで80kmまでG.652ファイバにスロープマッチ
・低遅延
・低消費電力
・スモールフォームファクタ
・RoHS適合

■ 用途

・データセンターインターコネクション
・端末での微細分散トリミング
・10, 40, 100 Gb/s ネットワークサポート

■ 仕様 分散補償器とは

▶DCI用 50 GHz 同時マルチチャンネル補償

 パラメータ 単位
 チャネルグリッド 50 GHz
 チャネルグリッドチューニング範囲 ±30 GHz
 補償範囲 0 – 40 40 – 80 km
 動作帯域幅 ITU±14 ITU±12 GHz
 Typical -3 dB帯域幅 34 30 GHz
 スロープマッチング誤差 <25 <35 ps/nm
 位相リップル標準偏差 <0.10 <0.13 rsd
 分散精度 <2 <2.5 km

 

▶DCI用 100 GHz 同時マルチチャンネル補償

 パラメータ 単位
 チャネルグリッド 100 GHz
 チャネルグリッドチューニング範囲 ±55 GHz
 補償範囲 0 – 40 40 – 80 km
 動作帯域幅 ITU±30 ITU±22 GHz
 Typical -3 dB帯域幅 68 50 GHz
 スロープマッチング誤差 <15 <25 ps/nm
 位相リップル標準偏差 <0.12 <0.14 rsd
 分散精度 <2 <2.5 km

 

▶DWDM Agile ネットワーク用 50 GHz 同時マルチチャンネル補償

パラメータ 単位
チャネルグリッド 50 GHz
チャネルグリッドチューニング範囲 ±30 GHz
補償範囲 0 – 40 40 – 80 km
動作帯域幅 ITU±13 ITU±11 GHz
Typical -3 dB帯域幅 34 30 GHz
スロープマッチング誤差 <25 <35 ps/nm
位相リップル標準偏差 <0.10 <0.13 rsd
分散精度 <2 <2.5 km

■ 寸法図