BPR-23-STは、23GHzまで帯域幅を設定可能なリニアバランスフォトレシーバです。14-pin mini-DILパッケージにデュアルバランスPDとリニアTIAが装填され、手動ゲインコントロール(MGC)と自動ゲインコントロール(AGC)のどちらでも動作できます。1500V/Wの差動変換ゲイン、0.5dB以下の不均衡応答、1200mVppの差動出力スイングが特徴で、48Gb/s DQPSKや低ノイズアナログヘテロダイン検出に理想的なレシーバです。優れた電気的、光学的位相伝搬によりバランス信号パス間5ps以下の低トータルスキューを実現しています。このレシーバは宇宙使用の標準規格MIL-STD-883とESC22900に準拠しています。

特徴

・23 GHzまで調節可能な帯域幅
・低スキュー、理想に近いマッチング応答
・集積VGAリニアTIA
・14 pin mini-DILパッケージ
・差動RF出力用デュアルGPPO
・MGC & AGCモード

 用途

・≤23 GHz バランスリニアレシーバ
・低ノイズアナログヘテロダイン検出
・48 Gb/s DQPSKシステム
・トランスポンダ & ラインカード
・23 GHz アナログRoFリンク

 準拠

・ESCC 22900
・MIL-STD-883

試験

・熱サイクル
・ランダム振動
・電気-光測定
・ラジオグラフィー検査
・ファインリークシール
・グロスリークシール
・累積放射線量効果
・プロトン変位損傷

 

機能ブロック図

 

仕様(データシートPDF)
 
 型番 BPR-23-ST
 一般仕様
 最適動作波長
950 ~ 1650 nm
 光入力レベル
+4 dBm
23 GHz typ.
 暗電流 @ 25℃, 3.3 V
5 nA typ.
 変換ゲイン
1500 V/W typ., 1300 V/W min.
 変換ゲイン不均衡
0.3 dB typ.
30 dB typ.
 光 PDL @ 1550 nm
0.25 dB max.
3.3 V±0.2 V
 TIA供給電圧
3.3 V±0.2 V
 出力リターンロス
8 dB @ 20 GHz
 差動出力電圧
1200 mVppまで
 インピーダンス
50 Ω
 出力カップリング
DC (外部ACカップリングが必要です)
 インパルス応答
22 ps typ.
5 ps typ., 20 ps max.
 ノイズ等価電力密度
100 pW/√Hz max.
 機械的仕様
 動作温度
0 ℃ ~ +75 ℃
 保管温度
-40℃ ~ +85 ℃
 動作湿度
85 % max.
 電源電流
87 mA typ., 93 mA max.
 ハウジングサイズ
18 mm x 22 mm x 8.5 mm
 ファイバコネクタ
(→光コネクタとは)
FC/APC or LC/APC
 光ファイバ
SMF-28
 パッケージタイプ 14 pin butterfly min-DIL
 RFコネクタ
デュアル GPPO
 最大絶対定格
 PD逆バイアス電圧
4.5 V
 入力光パワー
6 mW
 最大電流
93 mA
 連続入力電流
-1.5 mA ~ 5 mA 
 ESD, 入出力ピン
1000 V min.
 ESD, 他の全てのピン
2000 V min.
 ラッチアップ
JESD78 Class 2
 湿度
85 %
 メーカ
Optilab