Fast FROGは、周波数分解光ゲート法(FROG : Frequency Resolved Optical Gating)を利用したシングルショットの超短パルス強度分布・位相分布測定システムです。第2高調波発生(SHG)結晶を用いて波長変換した信号パルスのスペクトルを分光計で検出する測定法で、信号パルスを発生するこのFast FROGは、信頼性がありコンパクトです。波面分割技術やFemto Easy社のミニイメージング分光計MISSを使用することにより、Fast FROGは非常に使いやすくなり、正確な測定が可能になります。 6つのモデルがあり、広いスペクトル範囲にわたって5 fs〜10 psの異なるパルス幅をカバーしています。

■特徴

・シングルショット~GHzの繰り返し周波数に対応
・高精度
・校正や調整は不要
・サブ5fsのパルスも測定可能
・広い利用可能帯域幅
・分散が発生しない内部構造

・ファイバ入力可能 (アダプタオプション、ユーザが脱着可能)

■仕様

モデル FC FS PS1 PS3 PS5 PS10
パルス幅範囲(fs) 4~150 10~300 50~1000 100~3500 150~5000 300~10000
波長範囲(nm) 500~2000 800~2000
スペクトルウィンドウ Δλ (nm) 580 420 300
測定許容範囲 80kHz sith synchronization / 40kHz without
入力パルス繰り返し Hz~GHz
入力パルスエネルギー(nJ)
シングルショット > 5000
1 MHz > 100
100 MHz > 5
1 GHz > 0.050 (低エネルギーオプション)
入力偏光 直線水平または垂直
検出 CMOS 12 Bit, 3 Mpx, 72 dB
PCインタフェース USB 3.1 または GigE
レーザビーム位置(mm) 83 ~ 180
メーカ Femto Easy

■ソフトウェア

■測定例

FROG PS-700を使用。
低エネルギーオプション。
小ビームオプション。
ETH Zurichで開発されたSESAMモードロックVECSELを測定。
シングルショットデバイスを用いた、GHz repレートレーザの最初の測定。