TeraXion社のPWS-DMRはFBGをベースにしたオールファイバタイプの波長分散制御デバイスで、どんな波長においても異常或いは正常分散を与えることができます。超短パルスモードロックレーザの出力カプラとして使用すると、レーザキャビティ全体の波長分散を設計することができ、レーザの動作モードや出力パルス幅を制御できます。また、PWS-DMRはそのバンドパス特性により波長安定性を改善し、超短パルスレーザの出力変化を最小化します。

 

 

■ 特徴

・広い波長範囲
・β2 と β3 にわたる正確な制御
・カスタマイズできるパラメータ
・2つのパッケージオプション(リコート&ルーズチューブ )

■ 利点

・アライメントフリー
・費用対コスト
・コンパクト

■ 標準仕様 (在庫保有品)

 型番 PWS-DMR
 中心波長 @ R.T.(1) (スロー軸) 1030±3 nm
 反射帯域幅 @ -3 dB FWHM(2) 20±1 nm 10±1 nm
 ピーク反射率 >12.0 % >25.0 %
 D2(3) +0.20 ps/nm +0.42 ps/nm
 D3(3) 0 ps/nm2 0 ps/nm2
 スペクトル形状 ガウシアン
 引用波長 大気
 コネクタ
(→光コネクタとは)
なし
 ファイバ PM 980
 パッケージ UV硬化アクリレート
 ピグテイル長 ≧1 m
 プルーフ試験 ≧50kpsi
 メーカ TeraXion

(1) 室温 (20 – 23 ℃)
(2) 短波長が先に反射
(3) 群遅延関数:GD =  D1+D2(λ-λ0)+D3(λ-λ0)2+D4(λ-λ0)3

 

■カスタマイズ可能な仕様

 パラメータ
 中心波長 800 – 2400 nm
 帯域幅 0.015 – 100 nm
 分散率 0.01 – 2000 ps2
 高次分散制御 β2 and β3
 反射率 最大99.0%
 ファイバタイプ SMF, PMF, LMA fiber
 パッケージ リコート and ルーズチューブ 

■超高速発振器ブロック図

■注文方法