リンドープシングルモードファイバ(P-SM-Xシリーズ)は、1.1µm~1.6µmの波長範囲で動作する高効率ラマンレーザおよび高効率アンプ用に設計されています。リンドープファイバの主な利点は、Geドープファイバと比べて3倍高いラマンシフトの値です。この特徴を利用することで、ラマンファイバレーザおよびアンプの設計を単純化することができます。例を挙げると、Erドープファイバを励起するために必要とされる1480nmの高出力レーザを構成するためには、Geドープファイバの場合は6つのカスケードのラマン波長変換が必要ですが、リンドープファイバでは2カスケードのラマン波長変換のみで事足ります。
■ ロススペクトル
■ ラマン利得スペクトル
型番 | P-SM-5 | P-SM-7 | P-SM-8 |
コア径(µm) | < 5.0 ± 0.5 | 5.0 ± 0.6 | 5.5 ± 0.5 |
クラッド径(µm) | 125 ± 1 | 125 ± 1 | 125 ± 1 |
コアNA | 0.18 |
0.18 | 0.18 |
カットオフ波長(µm) | 0.95~1.05 | 0.9~1.25 | 0.9~1.25 |
Loss(dB/km) @1064nm | < 2.0 | < 2.9 | < 2.1 |
Loss(dB/km) @1240nm | < 1.2 | < 1.95 | < 1.1 |
Loss(dB/km) @1480nm | < 1.0 | < 1.45 | < 1.0 |
ラマン利得(kB/km*W) | > 5.8 | > 6 | < 5 |
非同心性(µm) | < 1 | < 1 | < 1 |
メーカ | FORC Photonics |
各パラメータのカスタム依頼可能