TLS-Pico-Mは、スペクトロライト社が開発したスーパーコンティニウム光源(SC光源)を用いた波長可変光源システムです。最大波長範囲410~1650 nmのSC光源出力から、波長セレクタ(FWS-Poly)を通して簡単かつ正確に特定の波長の光パルスを選択・空間出力します。制御PCおよび調整用のビームアライナーが付属します。繰り返し周波数は80 MHzで、可視~近赤外にわたる超広帯域分光計測や超高速時間分解分光に有用な光源です。波長範囲によって、TLS-Pico-M-BおよびTLS-Pico-M-Cの2種類があります。

■特徴

・波長 : 410 ~ 1650 nm(TLS-Pico-M-C)
・総出力 : 7 W
・可視域総出力 : 2 W
繰り返し周波数 : 80 MHz(固定)
・光源寿命 : 10,000 時間
・クリーンなビーム品質
・ソフトウェア制御による高速で簡便な波長可変性、出力バンド幅制御(半値全幅:5 ~ 15 nm(公称値))

■用途

・超広帯域分光計測
・超高速時間分解分光(可視~近赤外)

■TSL-pico-M-B 出力パワー

SC光源用フィルタはこちら

■仕様 SC光源とは?
TLS-Pico-M-B TLS-Pico-M-C
SC光出力パワー >7 W
可視域出力パワー > 2 W
SC光波長範囲 410 ~ 1050 nm 410 ~ 1650 nmからユーザ指定
出力光スペクトル幅(半値全幅) 3 ~ 15 nm (5 ~ 15 nm @ 880 nm 以上)
種光パルス幅(半値全幅) ~ 6 ps
繰り返し周波数 80 MHz(固定)
Beam diameter and quality ~ 2 mm @ 633nm; M2 < 1.1
ビーム広がり角(半値) < 1 mrad
偏光状態 無偏光(SC光出力)

 

波長可変光源システム: (左から)ビームアライナー2つ、波長可変フィルタ(FWS-Poly)、スーパーコンティニウム光源、制御PC