Fibercore社の高温アクリレートコートSMFは常用温度150℃で使用できます。NAやMFDの異なるファイバを各種ご用意していますので曲げ損失の必要レベルや使用目的に応じて最適なファイバを選択していただけます。SM1500(9/125)HTは主に伝送用或いは分布型の温度センサ(DTS)、圧力センサ(DPS)、歪みセンサ(DSS)、音響センサ(DAS)などをターゲットとした低損失のファイバです。カットオフ波長を通信用ファイバより長波長にシフトし曲げ損失に強くしてあります。MFDが6.4μm、7.8μmのファイバはマクロおよびマイクロベンドロスに非常に強く、また、ラマン、レーリー、ブリリアンセンサシステムでの後方散乱係数が大きいといった特徴があります。また、高NA、小MFDのコイル型センサファイバと融着接続し易いので中間ファイバとして音響センサでよく使われます。

■ 特徴

・150℃までの高温での使用
・剥がし易い高温アクリルコート
・曲げロスの小さな高NAタイプをご用意
・コイル状、小さなパッケージ内での使用に適した80μmクラッド径をご用意

用途

・ジオフォン
・DTS, DAS, DSS, DPS
・埋め込み型センサ
・FBG

fibercore-smf
仕様
光ファイバとは
 型番 SM1500
(5.3/80)HT
SM1500
(6.4/80)HT
SM1500
(6.4/125)HT
SM1500
(7.8/125)HT
SM1500
(9/125)HT
 動作波長 (nm) 1520-1650
 カットオフ波長 (nm)
(→カットオフ波長とは)
1350-1520 1300-1520
 NA
(→NAとは)
0.23-0.24 0.19-0.21 0.15-0.17 0.13-0.15
 MFD (μm)
(→MFDとは)
5.0-5.6
@1550nm
6.0-6.8
@1550nm
7.3-8.3
@1550nm
8.5-9.9
@1550nm
 損失 (dB/km) ≦0.8 ≦0.5 ≦0.4 ≦0.35
 プルーフ試験 (%) 1, 2 or 3 (100, 200 or 300 kpsi)
 クラッド径 (μm) 80±1 125±1
 コア/クラッド偏心 (μm) ≦0.5 ≦0.75 ≦0.4
 コーティング径 (μm) 170±5 245±7
 コーティングタイプ 高温アクリレート
 動作温度 (℃) -55 ~ +150
 メーカ Fibercore Ltd.