等価入力雑音(equivalent input noise)とは、増幅器の雑音性能を表す指標で、入力換算雑音とも呼ばれます。
入力信号(パワーPin)が利得Gの増幅器によって、出力パワーPoutに増幅される場合、増幅器から発生するノイズ(パワーPN)が出力に付加されます(すなわち、Pout = G Pin + PN)。
等価入力雑音 PEIN は、増幅器が無雑音で、付加される雑音は入力信号に含まれると仮定した場合(すなわち、Pout = G (Pin + PN/G))の、入力信号に加算される雑音パワー PEIN = PN/G として定義されます。単位は電力(mWまたはdBm)で、仕様によっては、周波数当たりの電力として表されることもあります。