チャネル数の大きなスイッチの場合、2通りの構成方法があります。1つは、スイッチをカスケードに接続する方法で、容易にチャネル数を拡大できますが、接続数が多くなると挿入損失が大きくなる問題があります。WEINERT Fiber Optics社では、下図のような非カスケード方式を採ることによりこの問題を解決しています。非カスケード方式では、調節ミラーをピエゾアクチュエータで操作することにより光パスを変えます。この方式により最大100チャネル、挿入損失1dB以下のスイッチを実現しています。
■ 非カスケード型スイッチの原理
型番 | eol 1xN ・ mol 1xN | |||
スイッチタイプ | 標準 | 高速 | ||
スイッチ構成 | カスケード | 非カスケード | カスケード | |
チャネル数 N | ≦100 | >100 (ファイバの種類によります) |
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挿入損失 | dB | カスケード数によります | ≦1.0 | カスケード数によります |
スイッチング周波数 | s-1 | ≦50 | ≦200 | |
保証寿命 | 回 | >108 | ||
動作温度 | ℃ | 0 ~ +60 | ||
保管温度 | ℃ | -40 ~ +80 | ||
ハウジングオプション | 19″ラックまたはご指定サイズのスイッチボックス | |||
メーカ | WEINERT Fiber Optics |
■注文方法
ご注文の際、以下をご指定ください
・出力チャネル数 N
・スイッチモジュール数 M
・波長帯(動作波長範囲): UV-VIS, VIS-IR, ブロードバンド
・分光用低エタロン効果オプションのご利用
・ファイバタイプ(例:E9/125か相当品、MMFコア径、NA、GI、SIなど)
・ピグテイル長(m)
・コネクタの種類(例:FC, SMA, STなど)
(→光コネクタとは)
・インターフェース(例:RS232, TTL, I2C, Ethernet, USB)
・2xNスイッチの場合のスイッチタイプ(こちらをご覧ください)