WEINERT Fiber Optics社(独)のファイバ光スイッチ(マルチモード):mol シリーズは、ファイバ搭載基板をバイモルフピエゾアクチュエータでシフトさせるメカニカル光スイッチですが、スイッチング回数108 回以上の長寿命を保証しています。多様なファイバを選択でき、紫外から赤外にわたる幅広い波長帯に対応し、コア径も200~800μmの広範に選択できます。出力ファイバ数も1-16の範囲で選択できます。
■ 光スイッチ: molシリーズの原理
入射ファイバ搭載基板はファイバ2本分、出射ファイバ搭載基板はファイバ1本分移動します。シフトはバイメタルのように動作する バイモルフピエゾアクチュエータで行います。ファイバ径が太いほど剛性が増すので、強固なメカが必要です。 そのため、太いファイバほどスイッチング時間が長くなります。 |
型番 | 単位 | mol 1xN (N=1~ 16) ・ mol 2xN | |||||||
ファイバコア径 | μm | 200 | 400 | 600 | 800 | ||||
出力チャネル数 N | — | 1 – 4 | 5 – 16 | 1 – 4 | 5 – 16 | 1 – 4 | 5 – 16 | 1 – 4 | 5 – 16 |
動作波長 | nm | ファイバの種類によって異なります | |||||||
最大挿入損失 (typ.) | dB | ≦1.0 (0.7) | ≦2.0 (1.4) | ≦1.0 (0.7) | ≦2.0 (1.4) | ≦1.0 (0.7) | ≦2.0 (1.4) | ≦1.0 (0.7) | ≦2.0 (1.4) |
クロストーク | dB | ≦-55 | ≦-45 | ≦-40 | ≦-40 | ||||
再現性 | dB | 0.03 | |||||||
スイッチ速度 | ms | 5 | 10 | 20 | 20 | ||||
保証寿命 | 回 | >108 | |||||||
スイッチング周波数 | s-1 | ≦50 | |||||||
動作電圧 | V | 5 | |||||||
消費電力 | mW | <450 | |||||||
動作温度 | ℃ | 0 ~ +60℃ | |||||||
保管温度 | ℃ | -40 ~ +80℃ | |||||||
ハウジングサイズ (ピグテイルタイプ) |
mm | AluComp1 | AluComp3 | AluComp2 | AluComp4 | AluComp1 287 L | 19″2HU 340 D | AluComp1 287 L | 19″3HU 340 D |
ハウジングサイズ (カップリングスリーブタイプ) |
mm | AluComp3 | AluComp4 | AluComp4 | 19″2HU 280 D | 19″2HU 280 D | 19″2HU 340 D | 19″2HU 280 D | 19″3HU 340 D |
メーカ | – | WEINERT Fiber Optics |
注:フレネル反射とエタロン効果防止のため、ご要求によりファイバ端面のARコートと角度研磨を行います。
■注文方法
ご注文の際、以下をご指定ください
・出力チャネル数 N
・波長帯(動作波長範囲): UV-VIS, VIS-IR, ブロードバンド
・分光用の低エタロン効果オプションがあります
・ファイバタイプ(例:コア径、NA、GI、SIなど)
・ピグテイル長(m)
・コネクタの種類(例:SMA, FC, STなど)
(→光コネクタとは)
・インターフェース(例:RS232, TTL, I2C, Ethernet, USB)
・2xNスイッチの場合のスイッチタイプ(こちらをご覧ください)