OZ1606は、プレミアムグレードの超広帯域RF overFiberまたはアナログoverFiber用トランシーバで、非常に高いSFDRと低いNFが必要な用途向けのモデルです。モジュール内のレーザーダイオードは、熱電冷却器(TEC)で温度制御され、広範な周囲温度変動に対して高レベルのRF性能と固定ゲインを実現しています。2組のOZ1606トランシーバーで双方向のRF→光および光→RFへのリンクを作成できます。
OZ1606は、必要に応じて、個別の線形(アナログ)送信機(Tx)、受信機(Rx)ユニットで構成することもできます。同軸ケーブルシステムに代わる優れた代替手段となり、広範囲の周波数にわたり、元の信号方式のままでの高い周波数のRF信号伝送特性を確実に大幅改善できます。動作周波数は47 MHz〜6.0GHzで、低い雑音指数(NF)と高いスプリアスフリーダイナミックレンジ(SFDR)を備えています。
OZ1606は、既存システムにプラグを差し込んで簡単に使用できるプラグインタイプで、室温でMTTF20年の非常に低い故障率です。OZ1606モジュールを使用すれば、帯域幅範囲内にあるすべてのアナログRF信号は、光ファイバーケーブルを介して伝送できます。一般的な用途には、IF Satcomバンド、Lバンド、Sバンド、Cバンド、GPS、PCSセルラー、Wi-Max、4G LTE、VHF、UHF、QAM、タイミング、ファイバーを介した周波数信号分配、ファイバーを介したカスタムRFソリューションなどがあります。
標準の光コネクタはSC / APCですが、FC / APCも利用できます。Rxには高性能InGaAsフォトダイオード、Txには1.3 µmまたは1.5 µm波長のアイソレータ付き線形冷却DFBが搭載されています(複雑なシステムではCWDMやDWDM波長オプションを利用できます)。平均自動パワー制御(AAPC)が組み込まれているため、全温度範囲で最適な光パワー安定性が得られます。RFインターフェースには50オームのSMAコネクタが、アラーム監視、RS232インターフェース、電源入力にはオスDB-9コネクタが装備されています。動作電源はDC+12Vです。
■主な仕様 (OZ1606データシート)
型番 | OZ1606 |
帯域幅 | 47 MHz ~ 6 GHz |
Tx波長 | 1310/1550 nm |
Tx光出力 | 7.5 mW |
Rx波長 | 1270 ~1610 nm |
SFDR@1 GHz SFDR@6 GHz |
110 (dB/Hz)2/3 104 (dB/Hz)2/3 |
Txへの最大RF入力 | +17 dBm |
Rxへの最大光入力 | 12 mW |
動作温度 | -40~+65℃ |
保管温度 | -40 ~ +85 ℃ |
電源 | 12.5 V DC |
サイズ | 76.2 x 127 x 31.75 mm |
重量 | 340 G |
オプション | ・内蔵低雑音増幅器(LNA) ・CWDM波長レーザ ・シングルファイバ機能用内部WDM ・拡張帯域幅100KHz〜6 GHz ・マルチモードファイバの互換性 ・+18 V〜 + 30Vの広いDC電源入力範囲 ・デジタルシリアルインターフェース(I2C)による診断および制御機能 |
メーカ | Optical Zonu |