OZ516は、個々の線形(アナログ)送信機(Tx)モジュールと受信機(Rx)モジュールで構成されるコンパクトなモジュ―ルシリーズです。組み合わせることで、光ファイバまたはアナログオーバーファイバ単方向リンクを作成できます。長距離接続に同軸ケーブルを使用する代わりの費用効果の高い柔軟な代替手段となり、広範囲の周波数にわたって、高い周波波数のRF信号を元のフォーマットで効率的に長距離伝送できます。動作周波数は47 MHz〜6GHz以上で、低い雑音指数(NF)と広いスプリアスフリーダイナミックレンジ(SFDR)を備えています。
OZ516は、既存システムにプラグを差し込んで簡単に使用できるプラグインタイプで、室温でMTTF20年の非常に低い故障率です。OZ516モジュールを使用すれば、帯域幅範囲内にあるすべてのアナログRF信号は、光ファイバーケーブルを介して伝送できます。
OZ516の一般的な用途には、IF Satcomバンド、Lバンド、Sバンド、Cバンド、GPS、PCSセルラー、Wi-Max、4G LTE、VHF、UHF、QAM、タイミング、ファイバでの周波数信号分配などがあります。
標準の光コネクタはSC / APCですが、FC / APCとLC / APCも利用できます。OZ510のRxは高性能InGaAsフォトダイオードを備えており、Txには波長1.3 µm、1.5 µmの線形性に優れたアイソレータ付きDFBまたはFPレーザを使用しています(CWDM Txの選択も可能です)。平均自動パワー制御(AAPC)が組み込まれているため、全温度範囲で最適な光パワー安定性が得られます。RFインターフェースは50オームSMAコネクタで、オプションの75オームSMBも利用できます。アラームおよびモニター機能は10ピンコネクタで利用でき、+ 12ボルトのDC電力は同じコネクタで供給されます。

■特徴

・非常に小さなパッケージ(約38 x 64 x 15 mm)
・30 MHz〜6.0GHzの帯域幅
・低雑音指数(NF)
・ハイスプリアスフリーダイナミックレンジ(SFDR)
・動作温度 ‐20〜 +75℃
。自動光パワー制御

■用途

・放射パターン測定
・高密度配置
・屋内DAS(Distributed Antanna System)
・アビオニクス
・WiMax / 4GLTE
・携帯基地局
・衛星通信
・MMDS
・リモートアンテナ位置
・GPS信号配信
・タイミングと周波数信号配信

■主な仕様            OZ516データシート)

型番  OZ516
 帯域幅 20 MHz ~ 6 GHz
 Tx波長 1310/1550 nm
 Tx光出力 3 mW
 Rx波長 1270 ~1610 nm
 雑音指数(0 dB Link) 42 dB(<3 GHz),  46 dB(3-4 GHz),  50 dB(>4GHz)
 RF リンクゲイン 0 dB
 Txへの最大RF入力 17 dBm
 Rxへの最大光入力 12 mW
 動作温度 -40~+75℃
 保管温度 -40~+85℃
 電源 12.5 V DC
 サイズ 38.1 x 63.5 x 15.2 mm
 オプション ・低雑音増幅器(LNA)
・CWDM波長
・拡張帯域幅1MHz〜6.0 GHz
・マルチモードファイバーの互換性
 メーカ Optical Zonu