光通信の運用や光デバイス試験では、プログラム可能な高精度光アッテネータが重要なコンポーネントになります。 Dimension社のPOA(プログラマブル可変光アッテネータ)は、複数のチャネル光パスの減衰をプログラミングで柔軟、高精度に制御できます。 高い減衰精度、広い波長範囲、広い減衰範囲、高速スルーレート、高い再現性/直線性などの優れた特性と使いやすさを備えていますので、研究機関やハイレベルのメーカでお使いいただくのに最適な製品です。
■ 仕様*1
型番 | POA1409A-FA | POA2450A-FP | POA2462A-FP |
ファイバタイプ | 9/125 um | 50/125 um | 62.5/125um |
波長範囲 | 1250 – 1650 nm | 830 – 1350 nm | |
最大減衰量 | >50 dB | ||
IL*2 | <1.00 dB | ||
RL*2 | >65 dB | >35 dB | >35 dB |
減衰分解能 | 0.01 dB | ||
直線性 | ±0.05 dB | ||
減衰再現性 | ±0.02 dB | ||
減衰スルーレート | 25 dB/s | ||
最大入力パワー | 23 dBm | ||
動作温度 | 10℃~40℃ | ||
保管温度 | -40℃~70℃ | ||
サイズ | Rack: 359 mm x 274 mm x 115 mm 2-slot module: 285 mm x 133 mm x 71 mm |
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電源 | AC 90 – 260 V 50Hz | ||
メーカ | Dimension Technology |
*1: 試験波長 1310 nm/1550 nm(シングルモード)、850 nm/1300 nm(マルチモード)
*2: コネクタなし
■ 特徴の詳細説明
<1> 完全にプログラム可能、イーサネット接続
POAアッテネータは、ネットワークやUSBインターフェイスを介して接続でき、パラメータを簡単にチェックできます。 減衰値は、オープンAPIインターフェースプログラミングによって自動的またはランダムに設定できます。 Dimension社のユニバーサル試験プラットフォームを採用すれば、光源、光パワーメータ、光スイッチ、その他の試験モジュールを集積して自動生産ラインや自動試験システムを構築できます。
<2> 高集積、高減衰精度、広い減衰範囲、カスケード機能サポート
POAシリーズは1.00dB〜50dBと減衰範囲が広く、4チャンネルの同時減衰が可能、2チャンネルカスケード減衰は100 dBを超え、最小減衰はわずか0.01dBです。 減衰範囲と減衰精度は、ほとんどの研究機関や製造現場の要求を満たすことができます。
<3> 広い波長範囲、任意の波長で減衰
シングルモード1250nm〜1650nm、マルチモード830nm〜1350nmの任意の波長入力ができます。 デバイスはさまざまな波長での減衰が校正されており、上記の範囲内のどの波長も正確な減衰であることが検証されています。
<4> さまざまな制御モード
POAシリーズは、減衰量の増減、固定減衰値や時間遅延の自動プログラミング制御が可能ですのでお客様のさまざまなご要求に対応できます。 これらの機器は、24時間365日稼働するための安全で信頼性の高い工業規格を採用していますので追加のメンテナンスは必要なく、自動高速検査システムに最適な機器です。
<5> メインフレーム+機能モジュール、高いスケーラビリティ
Dimension社の光学試験システムは光学試験の包括的ソリューションを提供します。このシステムでは、デュアルスロットALPHA、11スロットOMEGAなどのメインフレームにPOA光アッテネータなど各種の機能モジュールを差し込んでシステムを構成します。 このシステムは、ホットスワップ可能、プログラム可能、スケーラブルで、メンテナンスと管理が簡単で、トータルコストが低く抑えられています。 お客様のご要望により、光スイッチ、安定化光源、IR / ILテスター、BERテスター、高速光パワーメータなどのさまざまな機能モジュールを集積して、光デバイスやその他の製品のワンストップ試験システムを実現できます。
■ 注文情報
現在、マルチモード用POA2は、パワーメータのパーツの入荷が遅れている為、パワーメータ付きのモデルの供給に時間を戴いております。
部品が入荷し再度製造可能になりましたら、再度お知らせさせていただきます。
ご迷惑をおかけしておりますが、しばらくお待ちください。