FBGは、光ファイバのコアに含まれるGeイオンが紫外線照射によって屈折率変化を起こすことを利用して光ファイバ内に回折格子を書き込んだ素子で、ファイバ内を伝搬する特定の波長の光を反射します。光通信で使われる光の波長はITU Gridで決められています。DWDM通信ではチャンネル間隔が狭くなってきており、50GHz FBGフィルタでは高い中心波長精度が求められています。弊社では、中心波長精度<0.05nm、温度安定性<0.5 pm/℃ ( -5℃ ~ +70℃)の高精度の光通信用FBGをご提供しています。また、アサーマルパッケージ(温度補償型)FBGのご提供も可能です。
■ 仕様 (DWDM/AODM用FBGフィルタ標準仕様)
項目 | 標準仕様 |
中心波長 | ITU Grid (C-band, L-band) |
中心波長トレランス | < 0.05 nm |
信号Grid | 50 GHz |
反射帯域幅 @ -0.5 dB | > 0.2 nm |
反射帯域幅 @ -25 dB | < 0.6 nm |
反射率 | > 99.5 % |
隣接チャネルアイソレーション | > 25 dB |
非隣接チャネルアイソレーション | > 30 dB |
温度安定性 -5℃ ~ +70℃ | < 0.5 pm/℃ |
ピグテールファイバ | SMF-28 |
ピグテール長 | 1 m |