レーザービームでも多かれ少なかれ拡がって進行します。ビーム発散角(ビーム拡がり角)は拡がりの程度を表すパラメーターです。レーザービームの発散角θは非常に小さいので単位は通常ミリラディアン(mrad)を用います。距離D離れたところのビームスポット径rは、r=Dtanθ(θの単位は °)ですが、角度θが非常に小さい時は、tanθ(単位:°)≒θ(単位:rad)となりますので簡単にスポット半径が分かります。
例えば、2mradの発散角のビームは1m先では r=1000×0.002=2mm、10m先では r=10000×0.002=20mmに拡がります。ビーム発散角の記載には半角表示のものと全角表示のものがあります。