偏波の状態をSOP(State of polarization)といいます。
all SOPは全ての偏波状態という意味です。
Z軸方向に進行する偏波は、正弦波形のX軸、Y軸の電界成分で表されます。
SOPは両成分の相対振幅と位相によって決定されます。
振幅と位相差を直接測るのは難しいので、ストークス・パラメータと呼ばれる4つのパラメータ(S1, S2, S3, S4)を測定してSOPを求めます。
S1 は 光の強度,S2,S3 は各振動方向のベクトル成分、S3 は楕円の度合いを示します。
SOPの時間的変動は、ポアンカレ球面上に表示して見ることができます。
コヒーレント通信や偏波多重通信方式ではSOPの変動はシステム上の障害となります。