dB（デシベル）は、電磁波や音の強度変化を対数を使って表します。

小さな数字で広範な変化を表示でき、また、光ファイバの損失を計算するような場合、1dB/kmのような単位にしておけば2kmの損失は2dB、5kmの損失は5dBと簡単に計算できます。

デシベルＬは、光強度がI0からIに変化したとき、以下のように定義されます。

L(dB)=10log10(I/I0)

例えば、

光強度が10倍になると10log(101)=10dB、100倍では10log(102)=20dBとなります。

光強度が1/10になると10log(10-1)=-10dB、1/100では10log(10-2)=-20dBとなります。

 

dBm（デシベルミリワット）は、dBと同じく対数を使って1 mWを基準とした電力（光強度）の絶対値を表します。

Ｐ mWの電力のdBm表示Ｘは次式で変換されます。

Ｘ(dBm)=10log10(P mW/1 mW)

例えば、

1mWは10log(1/1)=10log(100)=0dBm
10mWは10log(10/1)=10log(101)=10dBm
100mWは10log(100/1)=10log(102)=20dBm
0.1mWは10log(0.1/1)=10log(10-1)=-10dBm

となります。