FLは光通信、レーザ、光計測などの分野の製品を中心に様々な光製品をお取り扱いしています。当社事業の特徴は、研究開発、製造、商社機能の三要素を備えていることです。お客様の様々なニーズにお応えするためには、メーカーとしての製品開発力、製造技術力に加え、世界の最新技術情報をいち早く把握する情報収集能力や世界から優れた製品や部品を調達する商社力が必要です。FLは三つの力を融合させ、お客様の真のニーズを理解して最適な製品・システムを常にご提案する光企業としてお客様のご期待にお応え致します。
▣光製品の開発&製造事業
光ファイバ技術、光半導体技術、レーザ技術、光通信技術をコア技術として光製品の開発、製造を行っています。
[主な開発&製造製品]
●光アンプ
世界で最も多くの波長帯の光アンプを開発、製造しています。波長帯は、O, S, C, L, CL, SCLの通信波長帯に加え、850nm, 980nm, 1030nmをラインアップしています。ベンチトップ、1Uラック、ゲインブロックの3タイプがあります。用途は光通信、計測などでFLの主力商品です。
●波長可変フィルタ
アンプノイズ除去に使われるO-bandのフィルタです。O-bandの100Gb、400Gb伝送で使用されます。
●光プロテクトスイッチ
信号経路を二系統に分岐して冗長化し、伝送路に障害が発生した際正常系統に自動切り替えを行う装置です。
●ASE光源
世界で最も多くの波長帯のASE光源を開発、製造しています。波長帯は、O, S, C, L, CL, CWDM-の通信波長帯に加え、550nm, 850nm, 980nm, 1000nm, 2000nmをラインアップしています。用途は光部品計測、センシングなどです。
●SLD光源
光ファイバ出力のSLD光源を製造しています。用途は計測、センシングなどです。
●半導体レーザ光源
ファブリペロー型LD、FBGは超安定型LD、DFB-LDを素子に用いたファイバ出力半導体レーザ光源を製造しています。
●ふっ化物光ファイバ
ZBLANファイバ、AlF3系ファイバの2種類のふっ化物ファイバを開発、製造しています。ふっ化物ファイバは発光特性や赤外光透過特性に優れたファイバですが、製造が難しいためメーカーは当社を含め世界に3社だけです。他社との違いは単にファイバを製造するだけでなく、光アンプ、ファイバレーザ、光源など、ファイバを利用した製品の開発、製造能力を備えていることです。
▣光製品の商社事業
光通信、レーザ、光計測、センシングなどの分野における先端的光製品、コストパフォーマンスに優れた光製品を世界から輸入し、販売しています。輸入元は現在63社です。一部の製品は自社製品の部材としても使用しています。
[主な輸入製品]
光伝送機器、光変調器、通信用光デバイス、通信用試験器、広帯域光源、半導体レーザ、ファイバレーザDPSSレーザ、レーザ関連装置、レーザ用光部品、光検出器、光ファイバ、光センシング装置、パッシブ光部品、アクティブ光部品。
▣お客様へのご提案事例
お客様 | 事例 |
大手メーカー | 納入した製品にトラブルが発生し、原因がわからない中、部品メーカとの交渉や自社内での検証を行い、適時適切に顧客への報告を実施した。原因特定には至らなかったが、考え得る対策を全て施し問題が解消、現在も運用が継続している。 |
大手メーカー | 高輝度のインコヒーレント光源という引き合い。商社として高出力の光増幅器を提案しうまくいくかに思えたが、もともと理化学研究用の機器で長期安定性に不安があることがわかり、生産ラインに導入することは叶わなかった。その後、客先で大きな方式転換があったが、その転換には設計段階から参画し、現在検証が進んでいる。 |
国立研究機関 | 特殊な伝送用途に使用するために自社製アンプと輸入販売品の引き合いがあったが、実現性に不確実性があったことから、ファイバーラボ社内で伝送の接続検証から引き受けることに。 複数回の検証の結果、当初引き合いの製品では解決できないこと、それよりも安価な解決法(他社製品)があることがわかり、製品販売ではなく、検証結果と他社製品推奨の報告書という形で納入した。 |
国立研究機関 | 高価な品でデモ品もない状態であったが、交渉を行って、テストして満足すれば購入、不満があり購入しなければ今後の改善のレポートを送るという条件にして、購入者とメーカともに納得する購買条件で進めることとなった。 |