ロションポラライザ、ウォラストンポラライザはどちらも方解石の大きな複屈折を利用した偏光分離デバイスです。いずれのポラライザも接着剤を使っていますのでハイパワーでは利用できません。

ウォラストンポラライザは、等しい角度の方解石プリズムを貼り合わせた構造です。出射ビームは入射光軸に対してほぼ20°の角度で各々分離します。透過波長範囲は0.32 ~ 2.5μmです。

ロションポラライザでは、一方の直線偏光はプリズムで向きが変わらずそのまま真っ直ぐ出射します。もう一方の直線偏光は約10°の角度で出射します。この角度は波長依存性があり、0.32μmで11°、2.5μmで8.5°になります。

 

   
ウォラストンポラライザ BSW ロションポラライザ BSR

■ 仕様 ポラライザとは? 偏光とは?
タイプ アパーチャ(mm) 分離角(度) マウント径(mm) マウント長(mm)
 ウォラストンポラライザ
 BSW 10 20° 25 11
 BSW 12 20° 25 13
 BSW 15 20° 30 16
 BSW 20 20° 40 20
 ロションポラライザ
 BSR 10 10° 25 11
 BSR 12 10° 25 13
 BSR 15 10° 30 16
 BSR 20 10° 40 20
 メーカ Leysop Ltd